元来は古代インドの摩訶迦羅(まかから)天でいらっしゃった神様です。
サンスクリットでマハーカーラといい、中国より最澄が日本国内に広めたとされています。
三宝を守り飲食を司る戦闘の神が、南中国の諸寺で台所の神となり福徳の神ともてはやされ、日本に入ってからは農産・福徳の神である大国主神【オオクニヌシノミコト】と習合されました。

 大黒天様は天真爛漫なキャラクターとあいまって庶民的な神様として親しまれておられます。大黒天様トレードマークである右手の打出の小槌の「槌」は、「土」の産物である米をはじめとしたあらゆるものを産み出す「大地」を意味するものであると伝えられております。左手には袋をもたれ米俵に立つ姿で広く知られ、鼠を使者とされています。